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【10.14両国】17年かつ32年分の座礼【KING OF PRO-WRESTLING ライガーvsみのる戦 感想】

※この記事は10.14両国 第4試合スペシャルシングルマッチ 獣神サンダー・ライガーvs鈴木みのる戦の感想です

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https://njpwworld.com/p/s_series_00531_1_1

 

○プロレスは素晴らしいモノだ

今興行で人によっては一番注目度が高かったと思われるこの試合。どう決着がつくのか、そもそも決着がつくのかどうかすら分からない試合でしたが…いやあ…素晴らしい試合、プロレスでしたね。

 

まずどんなライガーで入場してくるのか、というポイントでしたが…答えは対ヘビー級仕様ライガー、いわゆる「バトルライガー」での入場でしたね。特別なマスクに上半身は裸のまさに特別仕様ライガー。というか身体やばすぎでは?引退間近の50代半ばの筋肉じゃないでしょ…コンディションが良過ぎる…かっけえ…

 

ゴングがなると序盤はお互い寝技に引き込む、分かる人には分かるであろう戦い方をお互いし合う展開に。有田と週刊プロレスととかで予習してるとそういうことなんかなあって思って熱い気持ちになる。

ライガーは空中胴締め落としやめちゃくちゃエグイ垂直落下式ブレーンバスターで攻め込みますが3カウントは取れず。みのるのここ一番で出すドロップキックなどで段々と押し込まれてしまいます。

 

ライガーの名を呼び続け、エルボーを打ち続けるみのる。それに応えるように必死に打ち返すライガー。もうここの張り合い…というかもう殴り合いですよね、熱すぎましたね。最後はみのるが制し、ゴッチ式パイルドライバーでフィニッシュ。しっかりとみのるが勝利を収めました。心なしかいつもより凄く丁寧にクラッチしてのゴッチ式に見えたなあ…

 

そしてここからがもう本当にやばいんだ…イスを持ち出しヤングライオン達を蹴散らしそのまま倒れているライガーを攻撃するかと思いきやイスを投げ捨てます。そしてゆっくりと、かつ丁寧な座礼をライガーに向けて行うみのる。

プロレスを観始めて全然経ってない自分でも泣いてしまうくらいもうね…来るものがありましたよね。プロレスでしか味わえないこの感じ、プロレスってなんて素晴らしいモノなんだろうって思いました。その後のライガーがみのるに対して「ありがとう」と言ったのももう追い打ちでやばかったです。ホント全然プロレス観てきた時間短いのにここまで気持ちを動かされるなんて凄いよなあ…

 

バックステージではライガーがリベンジを要求するなどこの2人の対戦がこれで最後かどうかは分かりませんが、ひとまずこれでこの2人の長い、本当に長い物語は一つ終わりを迎えました。本当にプロレスの素晴らしさを感じられる試合でした。この後にオスプレイvsファンタズモ見せられるの良い意味で精神おかしくなりそうだったけどな!!